本日は黙って遊べる新型ジェスチャーゲーム『MUTERS』をご紹介します。
制作の背景(HPより)
コロナ禍では、政府が2021年2月に「孤独・孤立対策担当室」を設置するなど新たな孤立が生まれています。
サイレントボイスでは、ろう児・難聴児に向けた塾の運営等を通じてコロナ禍での子どもたちの変化に触れてきました。マスク着用で相手の口元が見えずコミュニケーションが取りづらくなる中で、難聴学級と通常学級の交流企画が相次いで中止となる等、お互いを理解する機会が非常に乏しくなっています。
一方で、「黙食」などといった「声を出さない」ことの重要性が広がり、校歌を手話で歌うなどの視覚的・身体的なコミュニケーションの意義が相対的に向上しているのもコロナ禍でした。
この「MUTERS」のミュート(声で話さない)というコンセプトは、コロナ禍の「黙る」という制約にも思える事柄をろう者・難聴者の視点を用いることで、逆に視覚的・身体的なコミュニケーションの広がりとし、それをボードゲームにすることで希薄になった人々の間に新しい交流の形を作り出したいという想いから生まれました。
サイレントボイスは聴者とろう・難聴者が半数ずつで組織されており、本作ではサイレントボイスの当事者的視点と人間のエンターテイメント視点からボードゲームを制作しました。
面白そうなゲームですよね!
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