先日、テレビで放映されていた心温まる話を紹介します。
沖縄旅行に来ていた台湾人ご家族が、海で泳いでいたところ、娘さんが「痛い!」と泣き叫びだしました。ビックリしたご両親が娘さんに近づき見てみると、体中赤く腫れあがっており、慌ててビーチにある救護室に向かい、状況を説明するとハブクラゲに刺されたのではないか?という事をいわれたそうです。(ハブクラゲというのは強力な刺胞毒を持ち、過去に死亡例がある恐ろしいクラゲ)
レンタカーで来ていたご家族はライフセイバーの指示通り、ナビに病院の電話番号を入力して、病院へ向かいましたが、なぜか宜野湾市役所に到着。
ご家族は病院だと思い、市役所へ行き、中にいた警備員さんに状況を説明しましたが英語が全く通じず、家族はあたふたしていました。(18時を回っていたので警備員さんしかいなかったそうです。)
すると、1人の男性が「Are you OK?」と声をかけてきました。
ご夫婦は状況を話し、泣き叫んでいる声を中の職員さんも聞きつけ、出てきて対応をしました。救急車を呼び、娘さんとお母さんは救急車に乗って病院へ行ったのですが、この時にお父さんが、救急隊員さんに言われた言葉が「救急車の後は危ないから追ってこないでください」でした。赤信号で止まらない救急車を追うと事故につながりますので言ったのですが、海外からきて、ナビの通りに来たのが市役所。お父さんは「え?なに?娘と病院へ行きたい。」と思いますよね。
すると、あの声をかけてきてくれた男性が病院まで誘導してあげると自らの車を先頭に走らせ、台湾のお父さんと息子さんを病院まで連れていき、駐車場代110円を支払ってあげたそうです。
娘さんの状態が心配なお父さんはすぐ病院に入っていきました。その男性は、娘さんの状況が落ち着いたのを見ると、お父さんに会釈だけして帰ろうとしましたが、お父さんは男性にメモを渡してお礼を言って別れました。
メモには、ホテルの名前が書いてありましたが、助けた男性は台湾人ご家族に会いにいく事なく、ご家族は旅行が終わり帰国しました。
ご家族は、どうしても伝えたいという事で旅行会社にメールをしました。感動した会社の方は宜野湾市役所に伝えて、その男性を探そうと新聞にてこの話を掲載したところ、2日後に市役所に来られたそうです。
実は、この男性は、ホテルに連絡をしてクラゲに刺された事、痛くなる可能性があるから対応ができるように伝えたそうです。
どうしてそこまでしたかというと、「自分も同じくらいの歳の娘がいるし、なんとかしてあげないと」と自然に思ったそうです。
なぜこのような対応をされたのですか?と聞かれた時に男性が、「いちゃりばちょーでー」と答えました。ええ??どういう意味?
この沖縄弁の意味は「出会った人はみな兄弟」らしいです。
最近、悲しいニュースが多いので、こういうお話を聞くと心が温まります。
もし、自分だったら、同じことが出来るのかな?と考えさせられました。
最後まで読んでくださって有難うございました。
関係ありませんが、イチオシまつりの写真です(笑)
2015年9月8日火曜日
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